カーボンフレーム補修
近年、自転車のロードバイクが人気で、そのロードバイクもカーボンフレームが主流となってきました。
競技、サイクリングなどでの転倒にによるカーボンフレームのクラックの修理・補修依頼のお問い合わせも多くなってきましたので、補修事例のご紹介ページを制作いたしました。
カーボンフレーム・自転車ロードバイク補修事例①
カーボンフレームは転倒による10mm程度のクラック(ヒビ)が入っていました。
まず始めに(写真①)クラックが入った部分だけ軽く塗装を削りカーボンの地肌にします。
次に削った部分にプリプレグ(ドライカーボン/CFRP)を巻きつけます(写真②)。
もちろん剥がれなどの対策の為にプリプレグを巻き付ける前には特殊な接着シートを使用し、更には表面を少しでも綺麗に仕上がるように特殊なテープで巻きつけます。
そしてプリプレグを巻いた部分だけ真空パックにし(写真③)、通常のCFRP製品を作ると同じようにオートクレーブで焼きます。
そして完成した写真です
普通のカーボンを巻き付けて樹脂で自然乾燥し固める(ウエットカーボン)よりは、はるかに強度も出るかと思いますが、もとの強度にどれだけ近づけれたはデーターが取れません。
ですが乗った感じでは特に問題も無いようですし、もとのカーボンフレームと同じ素材、同じ製法+αでの修理内容となります。